西洋占星術でもわからないこととは?

西洋占星術でもその人の全てを見ることはできません。その人自身の本質や個性、運命を把握することはできますが、百発百中というわけではなく、家族のことや生まれていない子どものことまでは見極められません。
妊娠中の西洋占星術
妊娠中にはさまざまな運命が変化するとされ、お腹の中で命を授かったときと思われる時期のホロスコープと、子どもが生まれる時のホロスコープ、妊娠中のお母さんのホロスコープ、また、祖父母のホロスコープが影響し合うことがあります。
もちろん、配偶者であるお父さんの運命も関係するため、占うのは非常に難しいです。基本的には母親のホロスコープから未来を見ますが、まだ生まれてきていない子供のことまでは見れないと考えておきましょう。
生まれてくる子どものために、準備できることを見つけたいという気持ちはわかりますが、占いだけでその子の将来は決まらないので、どの段階を元にしてホロスコープを判断するか工夫してみてください。
死に際は予測できない
ホロスコープでは一部の占い師は死のタイミングまで見れるとされていますが、実際にはそれは見えていないもので、星の下に生まれれから滅するまでの流れまでは人間には予測できません。
明らかにわかるのは死相が出ていたり、一般的に占い業界でいわれる死に近い状態であることが目視できたら、生きることのメリットや、死ぬことのデメリット、死ぬ以外の方法などを提案して踏みとどまらせるということも行います。
その人の死については、ホロスコープでもタロットカードでも見ないほうが良いとされているので、相談者に聞かれたとしても、どれだけお金を積まれても見ないようにしましょう。
根拠のない死の宣告は自殺幇助につながることにもなるため、占い師でも気をつけなければいけません。
失うものについては分かりにくい
西洋占星術では生年月日に基づいて分かる相談者の本質や特性を分析するため、得られるものや運気が良くなる方向などは分かりやすいですが、失うこと、無くした方が良い物、向かない方が良い方角は厳密には導き出せません。
家族や知人、友人を失うタイミングについてまでは見れないので個人の運命や本質をメインで見るようにして、少しでも個人の生活が有意義になるように西洋占星術を活用しましょう。
無くしものを探したり、行方不明な人を探したりするのも難しいので、西洋占星術が最も発揮できるところで活用し、占いらしい応用方法で相談者の役に立てるようにしてください。